15. 笑顔<スマイル> at 2002 01/17
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君が泣いてる顔
見るの辛くて
笑顔のほうがステキだなんていってしまう俺
笑顔になろうとしてクチャクチャになる君
ますますいとおしくて君を抱き寄せてしまう
熱い涙が俺の胸に触れ
しばらくこのままいたい
頼りきっている君がいるだけで幸せなんだ
そっと耳元でささやく...
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16. 月夜のうさぎ at 2002 02/04 |
「咲子ちゃんは何が好きなんだい」
「咲子はね、お空のお星様が好きなの」
*〜〜〜.:*:・☆.:*:・'゜’・
ソラを見上げると月が見える
つい星を探してしまう
朝、目を凝らしても見えるはずないのに…
昨夜は晴天で星が降るようだった
天の川に思いを馳せて
赤や青…いろんな色味の星たち
瞬く間に時は過ぎ行く…
「おはよう!咲子」
不意に声を掛けられドキッとする
「あ、おはよう!美香」
「空を見上げてばかりしていると遅刻するゾ」
「そうだね」
辺りは登校する人波に変わっていた
長い間立ち止まっていたみたいだ
「ほら行くよ」
私は美香の後に続いた
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17. 川 at 2002 03/09
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さらさら 小川のほとりに
メダカの赤ちゃんが
スイスイ 泳いで 遊んでる
ハラハラ 散った花びらが
時々 あちこち 漂って
ソヨソヨ 吹く風 静かにね
シンシン 雪の降る夜は
お空のお星さま 輝いて
キラキラ 水面に集めてる
サラサラ 水は流れてく
時々 笹舟浮かべては
ドンドン 下流へ運んでく
サラサラ 川は流れてく…
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18. < こころ > at 2002 03/31 |
蕾は まだ固かった
春が早く来ないかな…
冷たい風が 頬を差す
いつまで コートがいるのかな
蕾が 膨らんだ
暖かい日が 数日続いた
明日あたりには 開くかしら
少し お話してみよう
ひとつふたつ… 咲き出した
私の中でも 何かがはじけた
今までと違う コレはなんだろう?
あったかくて 切なくて…
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19. < あると > at 2002 03/31 |
彼女が ささやく
なんて ここちよい 響きなのだろう…
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20. < いいな > at 2002 03/31 |
何処からか 鳥のさえずりが 聴こえる
朝もやの中 姿を探してみる
また、何処かで…
声の主は 小さな木の実を見つけたようだ
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21. < キューピット > at 2002 04/24
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千の矢を放ったキューピット
あなたは
想像の翼で飛んできたのでしょうか
それとも
私の声が届いたのでしょうか
いまはただ
想いを馳せるだけ…
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22. ☆ 星夜 ☆ at 2002 05/18 |
空は 茜色から 藍色へ
星が あちこち 顔を出す
「やぁ、こんばんわ」
「また、お会いしましたね」
ボクが 星座を探していると
キラキラ 星が瞬いた
「ほら、ここだよ」
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23. 夏・・ at 2002 05/14 |
熱い陽射しを受けて
麦わら帽子の少女がやってきた
お下げ髪の少女
白いハンカチで時々鼻を押さえる
日は高くなる
ますます汗ばむボク
まぶしい太陽の下 彼女が輝いて見えた
・・夏の幻だろうか・・
あの子は隣に越してきた女の子だよ
と、誰かが言った
ふと、振り返ると
彼女は会釈して 門の前を通り過ぎた
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24. 僕はもうオトナ!? at 2002 06/11
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Part1
みんなは僕をまだ子供だと思っていますが
僕ちょっぴりオトナになりました。
髪を切って、すました顔して、ちいさい子にやさしく…
それから、ファッションも変えました。
いろいろ変えていくと僕はだんだんオトナになっていくのです。
Part2
僕はこの前、好きだった彼女にふられました。
しかし僕は泣きません
もうオトナなのですから…
Part3
この前やっと母が気づいてくれました。
僕がオトナに近づいてくことを
だけど他の連中は気づいてくれないのです。
Part4
僕が町を歩いていると
歩いている人たちが、僕を振り返ってみるのです。
そしてこういうのです。
「ねぇ、あのこちょっぴりオトナっぽいね、いくつだろうか」
僕は少し顔を赤くします。
それは恥ずかしいのでなく
少しずつ変わってく僕がうれしかったのです。
Part5
他の連中もやっと気づいてくれました。
「おまえ男らしくなったぞ」
なんていってくれて僕はうれしかった。
しかし少しずつ変わってく「僕」
ちょっぴりさみしい感じがした…
☆1979年頃の作品。あの頃は・・だったなぁ。
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25. きみ想う at 2002 06/27 |
月の下 きみ想う
今 何をしているのだろ
・・今日の月は 三日月・・
月のブランコに乗って
星空散歩しようか
月のベンチに ふたり寄り添って
甘い口づけ交わそうか
それとも・・
あの続きをためそうか
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26. シンクロ・・ 既視夢 at 2002 07/10
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非現実の中に現実は存在する
例えば、睡眠中に観る夢
現在つながりの全くないであろう、ありえそうもないことも
どこかで繋がっていて
「ここ来たことある」
なんて、よくあるのだ
※知り合いのホムペに書いたのを、もって来ちゃいました。
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27. フ〜・・ at 2002 07/10 |
ありのままのあなたでいいと想うの。
自分の想ったこと、感じたこと、そのままで。
肩の力抜いて、・・リラックス♪・・
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28. 虹 at 2002 07/19 |
ポツポツと 窓を叩く音がした
あやしかった空が どんよりしていた
宿題のせいばかりでなく
憂鬱な季節
雨が降り続く
今日も留守番だ
あと一問…
ふと 目を上げると
虹が架かっていた
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29. 夏の日の・・・ at 2002 07/21 |
うだるような暑さが続く。
往来には、浴衣姿のお嬢さんたちが見える。
いつもの静かさは、何処へやら
たいそうな賑わいだ。
「福ちゃん、お祭りの準備できた?」
富美が障子越しに、声掛けてきた。
いいやと首を振る。
「ダメだよ。家の中でごろごろしてちゃ・・・」
「人ごみは苦手だからね。
富美ちゃん、悪いが留守番させてもらうよ。」
富美の美しい顔がふくれっつらに変わった。
「福ちゃんなんか、知らない。」
とか言って出て行ったが、
表には富美を待つ人影が見えた。
はじめからわかってて誘いに来るんだ。
有難い幼馴染の後姿に手を振った。
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30. 遠花火 at 2002 08/16 |
ボーンと音が響く
火花が散る
一瞬のキラメキが
すぅ〜っと夜空にとけていく
次々と打ち上げられ
空を叩く音が再び響く
その度 目を凝らして
様々な形を楽しむ
真夏の夜の夢…
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31. ふと 立ち止まれば at 2002 08/30
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さっきまで 走っていた
・・息切れしそうだ・・
でも、止まれなかった
誰かに呼ばれた気がして 足を緩める
ふと 立ち止まる
視界が広がって
そこに君を見つけた
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32. ちっぽけな・・ at 2002 09/10 |
たとえば 野原にいるとするだろ
昼は 小鳥たちのさえずり 木々の騒ぐ音
夜は 空を仰いで 星を探してみたり
たとえば 宇宙の1つの星だとしたら
昼も夜もなく 同じ空間の星
時々 ちりひとつでも彷徨わないかと
たとえば ちりがあったとしたら
昼の雑踏の中 誰も気にすまい
夜 君のちりは ゴミ箱へポイッ
ちっぽけな部屋のちりは
切符だったのかもしれない
レストランのレシート・・
招待状だったのかもしれない
夢のあるちりは ちっぽけな部屋のもくず
ちっぽけな夢 ちっぽけな私・・
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33. 傍らに君・・ at 2002 10/08 |
僕たちが付き合いだしてから、ずいぶん経つ
毎日同じことを同じように繰り返していると
まるで空気みたいになってしまって
時々、話すことも忘れてしまうほど
今日の君は ステキだ
キラキラ輝いている
僕は忘れちゃいないよ
今日は君のバースディ
いつもと一味も二味も違うこと
プレゼントしちゃうから
普段は飾らない君
おとなしい君
だけど、君の瞳は多弁で
眩しい
いつまでも 傍にいてほしい
僕の一番大切な人
・・愛してるよ・・
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34. ハミングバード at 2002 10/14 |
君といると とても楽しい
声を聴くと うれしいんだ
こんなにも こころが安らかになるなんて 想いもしなかったよ
いつまでも 君と一緒にいたいな
それが 僕の ささやかな願い…
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35. 目を閉じて・・ at 2002 10/15 |
目を閉じていると・・
今まで見えなかったものが見えてくるんだ
そして自分の身体をやさしく抱きしめる
あなたの温もりが伝わってくる・・・
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36. ガラスのハート at 2002 11/02 |
君は、いつも明るくて活発で
こぼれる笑顔が、とてもステキ
いつも、僕に言いたいこと言ってくれて、
おまけに、アッカンベー
そんな君だから、僕は…考えもしなかった
君の優しさに甘えてばかりの僕の言葉
曇った君の…
気まずい瞬間…
だまって君は、席をたった
僕に目もくれず、
うつむいたまま、化粧室に向かった
君の背中は、泣いていた
些細な言葉の刺を、
すっかり受け止めてしまった君
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37. 耳奪われ・・ at 2002 11/03 |
普段、バックミュージックもない部屋。
何処からともなく流れるメロディ・・・
いつの間にか・・・
口ずさまずにいられない、自分がいた。
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38. 君と… at 2002 11/04 |
君とふたりで進む道は
まだ、見えないゴールへ続いてる
ちょっぴり不安でたまらないけど
ふたりなら大丈夫かな?
空は、にわかに曇ってたりするけど
君の笑顔が僕のエナジー
薄く差し込む、陽射し浴びて
始めの一歩踏み出そう
空は、青く青く青く晴れ渡って
僕らは、手をつなぎ歩きつづける
歩いてきた道も、果てない道も、
輝きを増してく
やわらかな、爽やかな、
瞬間(とき)…
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